海外で見た世界の常識2023

昨年12月のオーストラリアのゴールドコーストに続き、今年の11月は香港に5日間滞在。

香港はグローバルブランドの会社が多く、アジアで一番ブランドに関する情報や人脈が集まる拠点です。

私がサラリーマンだった36歳の時、最年少でHongKongグローバルオフィス初代所長となり日本向けに ”PUMA Bodywear” のライセンスを獲得して上陸させる経験をしました。 また、カテゴリー世界NO1企業であるラルフローレンのポロシャツやカルバンクラインのUNDERWEAなど、世界50か国以上の国にグローバルビジネスを展開して奮闘していた場所でした。

また日本だけでなく世界でもアパレルは厳しいと言われていて、ビジネスは事業立地(川上から川下)とビジネスの型(ビジネスモデル)である ”座組” を変えながら、時代に合わせた新たな事業領域の創造が商売には大切だと学びました。

海外で見た世界の常識は、食品スーパーなどはほぼセルフレジの無人化や 超ローカルな飲茶のお店でスマホのQRコードでオーダーするなど、世界の小売店はどんどんDX化が進んでいました。

そんな香港ですが、この3年で人口21万人減となり若者と高学歴者の香港脱出が止まらない状況であることがわかりました。

5日間の滞在では、多くの商業施設やコスメストアの視察をしました。 日本からは、アットコスメストアのアジア旗艦店が九龍にありましたが、中国本土からの化粧品インバウンド需要が減ったことで店舗数が減少しています。私が駐在していた時に比べてあきらかに欧米人が減り、また旅行客は円安の影響もあり東京・大阪の方が圧倒的に海外からの人が多いとわかります。

翌週からアジア最大級の美容の展示会「香港コスモプロフ」が開幕します。コロナにより休止を余儀なくされ、4年ぶりの香港開催ということで多くの化粧品関係者が香港に集まってきました。

世界の化粧品・美容ブランドは取り扱いのハードルはありますが、若いころの経験を思い出し ブランドが取得ができるように海外での人脈も大切にしていきたいと感じた海外出張でした。

海外で見た世界の常識2022 マーケットアイ👀2022年11月号

2022年11月 日本商業新聞×広瀬史貴|👀マーケットアイ(化粧品専門店 )業界新聞連携×広瀬史貴 (note.com)