広瀬史貴 プロフィール

【断捨ISM®創設者・ブランドコスメストア経営者】

【はじまり】

地方都市・岐阜。家族経営の小さな化粧品店に生まれる。
商いの原点は、両親が守ってきた「地域の信頼」。
やがてその原点は、伊藤忠アパレルへの入社を機に、グローバルなビジネスの世界へとつながっていく。

20代、米国『マクドナルド』×世界最大小売業『ウォルマート』共同開発の子供服ブランド『マックキッズ』の日本展開を任される。

人生を変える最初の出会い──
日本マクドナルド創業者・藤田田氏から、“商売に再現性を持たせる”ユダヤの商法を学ぶ。

💡藤田田氏の教えが導いた結論:

「売るのは商品ではなく、“ブランドISM(信念・美学)”の再現力である。」

マクドナルドの「親子で楽しく過ごせる場」というブランドISMを、子供服売場へ応用。
その再現力が、商売と売場づくりの“羅針盤”となった。

藤田氏からの命題は「マクドナルドより早く全国制覇せよ」。
イオン(当時ジャスコ)との独占契約により、1年で全国展開を実現。
しかし、企業力で拡げた売場も、現場力がなければ売れない──
商売の厳しさと、自身の未熟さを痛感する。


【転機】

さらなる挑戦を求め、単身で香港へ。
30代、二度目の人生を変える出会い──
ユダヤ商人・Peter師より、数千年続く“商売の智慧”を授かる。

ブランドに選ばれる“小さな世界一”のつくり方」を実践。
ラルフローレン(世界No.1ポロシャツ)、カルバンクライン(世界No.1アンダーウェア)等の
全世界向けOEM受注に成功。日系企業未到達の快挙として、香港グローバルオフィス初代所長に就任。

💡Peter師の教えが導いた結論:

「つくるのは商品ではなく、“一流を生み出す仕組み”である。」

ラルフローレンが直面した「地域ごとの細やかな対応」という課題。
クラフト型の製造サービスで、ブランドISMを守りながら、地域ニーズに応える柔軟性を提供。
その再現性が評価され、“世界品質×地域適応力”で「小さな世界一」の座を獲得。

しかし、激務の末にアトピーと過労で倒れる。
そこで出会った問い──
「本当の豊かさとは何か?」


【確立】

忙しさに支配された生き方を“断ち”、日本名を“て”、Andrewと名乗る決断。
「新たな価値観で、世界とつながる覚悟」──
この再定義が、人生の“リズム”を整えた。

商売で人生が豊かになるには、「整える順番」がすべて。
それが「ダン・シャ・リズム(断捨ISM®)」の原点である。

香港人スタッフ1名という超少人数体制でも成果を上げ、
“整える順番と再現性”に基づく独自メソッドを構築。

💡藤田田氏から学んだ「ブランドISMの再現力」、
💡Peter師から授かった「小さな世界一のつくり方」を統合。
それが、ブランドに選ばれる“再現性ある個性”を生み出す経営思想──
**「断捨ISM®」**である。


【再出発】

40歳──すべてのキャリアを手放し、実家の小さな化粧品店をゼロから再建する道を選ぶ。
かつて賑わった店前の駅は消え、跡地には巨大ドラッグストア。
売上はあっても、利益が残らない。
だからこそ、「整える順番」にこだわった。


【現在】

株式会社光広 代表取締役。
家業の化粧品専門店「HIROSEYA」を再建し、
“ミシュラン星付きレストラン”のような地域No.1の個性が異なる5業態を展開。
大量出店はせず、選び抜いたブランドとだけ組み、
無駄を削ぎ落とす“クラフト型ブランド経営”を実践中。

クラフト=スモール・ラグジュアリー
小さくて、上質で、美意識が宿る。これからの時代に求められる経営のかたち。


【実績】

  • 12年連続黒字経営
  • 本社人員ゼロ・全員女性スタッフ体制
  • 年商:3億SHOP1店、2億SHOP1店、1億SHOP3店
  • 全国初の共同事業実績多数(資生堂・コーセー・SABON・ORBISなど)
  • 独自の“コスメストア ・マーケティングカンパニー”へと進化

【5業態】
HIROSEYA:コスメラウンジ/with @cosme/IN’SHOP/ラボーテ&アイ、コスメテリア


【社会貢献】

  • 経営支援プラットフォーム『粧サポ』創設・代表(3021社参画)
     →従業員ゼロで運営し、 国の「働き方改革」優良事例として選出
  • 全国化粧品専門店若手経営者の会『NCC』会長2022〜2023年、顧問2024〜2025年
  • 岐阜市役所 市長公室より唯一の民間人として招聘 →「クールぎふプロデューサー」2014〜2018年

【まとめ】

世界のファッション業界と、日本のビューティ業界で──
失敗も、再起も、仕組み化も、すべてを経験してきた。

資本も本社機能もない。
あるのは、“整える順番”、仕組みを見直す知恵、そして“自分らしいリズム”。

今こそ──商売と人生に、“自分らしいリズム”を取り戻す時代。
私はこれからも、「整える順番」と「再現可能な仕組み」で、
美しく、しなやかに、強く生き抜く未来を、ともに築いていきたい。

──すべての商いに、自分らしい“リズム”を。